主催: 日本林学会
岐阜県森林研
長野県林総セ
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生育立地が異なる林分の炭素貯留能力を比較するため,岐阜県下呂(褐色森林土),長野県塩尻(黒色土)の壮齢アカマツ林で林分全体の炭素量を調査した。炭素量は,塩尻>下呂の順で,両調査地で大きく違いがあった。調査地の土壌型は成因や性質が異なっている。このうち黒色土の特徴として,腐植に富んだA層が厚く堆積することがあげられるが,本調査でも土壌の層厚,炭素率とも塩尻の方が大きかった。このことから,土壌群の性質の違いが土壌中の炭素量に影響し,林分全体の炭素量にも強く関与していることが確認された。
日本森林学会大会発表データベース
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