日本林学会大会発表データベース
第115回 日本林学会大会
セッションID: P1060
会議情報

立地
落葉分解過程におけるリグニンの挙動
*大山 尚貴小野 賢福島 和彦竹中 千里
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

樹木からは落葉などにより様々な有機物が土壌へ落下する。こうした有機物は微生物により徐々に分解されていく。しかし植物細胞壁の主成分であるリグニンは、生化学的に難分解性であるため、分解されずに土壌中に留まり、中・長期的にCO2を固定していると考えられる。本研究ではリグニンに着目し、森林による二酸化炭素(CO2)の吸収能力を再評価するため、リターバッグによる落葉分解試験を行い、分解過程におけるリグニンの挙動を明らかにすることを目的とした。

著者関連情報
© 2004 日本林学会
前の記事 次の記事
feedback
Top