日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: B15
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馬搬作業が林地土壌に与える影響
*立川 史郎伊藤 樹里澤口 勇雄
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抄録
【目的】日本では今日でも馬搬が行われている地域がある。馬搬作業は既存の歩道などが利用可能であり、また道路のない傾斜面でも地表を撹乱することなく作業できることがメリットとしてあげられる。本研究では馬搬と機械による搬出作業を行った跡地を対象に、地表の締め固め・撹乱について比較検討した。【方法】調査地は2012年1~4月に間伐を行った岩手県遠野市内の市有林2か所である。調査地内に1×2mの調査プロットをそれぞれ数か所設定し、プロット内で土壌硬度、植生量、有機物含有量について調べた。【結果】土壌硬度は深さ20cmにおいて、機械(平坦地)では4.6~7.6kgf/cm2であったのに対して、馬搬では平坦地で3.0~5.1kgf/cm2、傾斜地で0.9~4.5kgf/cm2といずれも機械と比べて低かった。また機械、馬搬のいずれも道路からの距離が短いほど土壌硬度は高い傾向を示したが、機械の方がより顕著に表れた。植生量と有機物含有量は道路からの距離よりも調査地の違いによる差が大きかったが、ほぼ同一の距離で比較すると、機械よりも馬搬の方が高い値を示した。
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© 2013 日本森林学会
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