日本森林学会大会発表データベース
第124回日本森林学会大会
セッションID: P1-094
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造林
キルギス共和国におけるテンザントウヒの集団構造と天然更新の可能性
*勝木 俊雄, 徳川 浩一, 西川 達治, テルミエフ ルスラン, タシュバエフ エイミル, ムスラリエフ カナベク
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抄録
中央アジアのキルギス共和国では、国土面積19,994千haのうち、森林は5.62%にすぎずきわめて貴重な存在である。中でもテンザントウヒ(Picea shrenkiana)の森林はキルギス北部山岳地の代表的な天然林であり、保全が求められている。現在、テンザントウヒ林では小規模な択伐がおこなわれており、天然更新での森林維持が期待されている。しかし、その大部分は放牧地と接していることから家畜の影響が大きく、現況下で健全な天然更新が可能であるのか心配される。そこで、イシククル州ジュディオグス営林署内で合計7ヶ所の調査地を設定し、テンザントウヒの集団構造についての調査をおこなった。その結果、1調査地では樹高0-10cmの実生密度が25,600本/haで比較的良好な天然更新が確認されたが、残りの6調査地の樹高0-10cmの実生密度は600-6,000本/haと低かった。また、6調査地の次世代の更新木である胸高直径0-10cmのサイズの個体密度は100-375本/haと少なく、調査地によっては天然更新が困難であると考えられた。今後は天然更新を阻害する要因をより詳細に調査することが必要と考えられた。
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© 2013 日本森林学会
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