日本森林学会大会発表データベース
第125回日本森林学会大会
セッションID: A08
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林政
タンザニアの参加型森林管理(PFM)制度の現状と課題
*福嶋 崇
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抄録
【目的】本発表では、90年代始めよりアフリカでは先駆的に取り組まれてきたタンザニアの参加型森林管理(PFM)制度の現状と課題を主に現地調査を通じ明らかにする。
【結果】タンザニアのPFMは政府との共同型森林管理(JFM)・地域コミュニティによる森林管理(CBFM)からなり、導入以来ますます発展して展開されている。一方で、1)コミュニティにとっての参加インセンティブの低さや理解不足、2)森林セクターの対策の優先順位の低さや野生生物セクターとの政策の齟齬、3)生物多様性の高い森林や水源涵養林といった対象森林の偏重、4)コミュニティによる管理が効果的になるほど罰金収入が減少するというジレンマ、5)地方政府レベルにおけるキャパシティ不足、6)貧困層の参加の困難さや地域内不平等拡大の懸念、といった課題を抱えていることが調査より明らかになった。
【考察】タンザニアは気候変動政策の1つであるREDD政策への適用を検討しており、PFM制度は今後ますます注目を集めると共に今後の発展が期待される。PFMの改善策として、参加インセンティブの拡充や地方政府やコミュニティのキャパシティビルディングなどが求められる。
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