日本森林学会大会発表データベース
第126回日本森林学会大会
セッションID: T12-07
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T12. 国際認定は地元を豊かにしたのか -世界自然遺産、エコパーク、世界農業遺産、ジオパークの定量・定性的分析事例から-
自治体の議事録からみる活用方法
*松岡 光香坂 玲冨吉 満之
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抄録

本研究では、各自治体が生物多様性に関わる国際的な認定を取得するプロセスにおいて、どのような公的な議論を行なったのかを、2011年から2013年の議事録の定量的分析を実施することで明らかにしていく。まず、石川県の世界農業遺産認定市町村の8自治体、新潟県佐渡市、ユネスコエコパーク、ジオパークに関連する石川県白山市、福井県勝山市、新潟県糸魚川市、長野県山ノ内町の議事録を対象として、議会における議論の状況を比較する。その後、世界農業遺産、ジオパーク、ユネスコエコパークの各制度の事例として、珠洲市、糸魚川市、山ノ内町を取り上げ、各自治体の議事録のテキストマイニングの分析を実施する。また、観光、教育、交通などの単語群の関係性についても可視化する事によってわかりやすくしていく。最後に森林を含む自然やその他のジオ(地質)といった地域の財産がどのように活用され、地元の自治体にとってどのような形で、豊かにしたのかを紹介していく。

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© 2015 日本森林学会
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