日本森林学会大会発表データベース
第127回日本森林学会大会
セッションID: C8
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学術講演集原稿
都道府県別間伐モデルによる利用間伐量のシミュレーション-2020年国産材自給率50%の達成条件-
*広嶋 卓也鹿又 秀聡中島 徹
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抄録
2011年の森林・林業基本計画では, 2020年に素材生産量3,900万m3を目指すこととなった。そのうち間伐材生産量(伐り捨て間伐材を除く)は1,530~2,068万m3を占めると想定され,これは2012年時の間伐材生産量と比して1.9~2.7倍に増産する必要があることを意味する。本報告では民有林を対象として,都道府県別積み上げによる国レベル間伐材生産量予測モデルを紹介し,そのモデルによるシミュレーションを通じて,2020年に間伐材生産量を2012年比で2~3倍とする条件を検討する。シミュレーションでは47都道府県を,地形因子・社会経済因子・地理的配置によるクラスタリングを通じて10グループに分類し,グループごとに2012年から2020年にかけての間伐面積の増加率,間伐材の搬出率を一定刻みで変化させ,搬出間伐量(間伐材生産量)の全国合計値がどのように変化するか調べた。結果として,搬出間伐量を2012年比で2倍にするには,各グループの面積増加率を1.02~1.88倍,搬出率を28%~70%(全国的に見て間伐の重要度が低い県では低倍率,低搬出率とした),3倍にするには各グループの面積増加率を1.19~2.00倍,搬出率を49%~70%とする必要があることが明らかとなった。
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© 2016 日本森林学会
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