日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: H7
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学術講演集原稿
異なる排出係数を用いた森林炭素蓄積量の比較:ミャンマーでの調査事例
*佐藤 保北原 文章Billy Ne Win鷹尾 元Myat Su Mon道中 哲也古川 拓哉Ei Ei Swe HlaingThaung Naing Oo
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抄録

REDD+におけるプロジェクトレベルでの森林炭素蓄積量計測手法の開発のために、ミャンマー連邦共和国・シャン州南部にあるPaung Luang Reserve Forest(約160,500 ha)を対象に、地上調査を実施した。2016年2月および2017年2月に40m×40mのプロットを設定し(n = 52個)、方形区内の毎木調査(タケを含む)を実施した。これらプロットは、樹冠被覆度を基準にOpen forest(10〜40%)とClosed forest(40%以上)の2つに区分した。毎木データをもとに、樹木とタケの地上部現存量による単位面積あたりの炭素蓄積量(以下、排出係数とする)を算定した結果、Open forestの排出係数は35.9Mg C/haであり、Closed forest(69.1 Mg C/ha)の半分程度であった。対象地の森林炭素蓄積量を3時点(2005年、2010年、2015年)で求めたが、今回得られた林冠被覆度を考慮した排出係数を用いることで、より現実に近い炭素蓄積量の変化(排出量)を得ることができると考えられた。

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© 2018 日本森林学会
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