日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: P1-148
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学術講演集原稿
非除染ホダ場におけるシイタケホダ木の放射性Cs濃度の3伏せ込み年間の比較
*成松 眞樹
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抄録

ホダ場のA0層に含まれる137-Csと134-Cs(Cs)が,ホダ木のCsの放射能濃度(Cs濃度)に及ぼす影響を調査するために,岩手県南部のスギ林の非除染区域3か所へ,2014年から2016年の各年の初夏にホダ木を鎧伏せした。ホダ木は伏せ込み当年に植菌,仮伏せ,Cs濃度測定を行い,伏せ込み時にA0層を採取して,Cs濃度を測定した。ホダ木の採取は,各伏せ込み年の翌年5月以降に2017年まで毎年行い,ホダ木を上部・中部・下部に分割してCs濃度を測定した。ホダ木のCs濃度は伏せ込み後1年間で上昇し,以降は同程度で推移した。伏せ込み1年後の平均Cs濃度は13.8 Bq/kg(含水率12%換算,以下同),伏せ込み3年後の最高値は43.4 Bq/kg(2014年伏せ/2017年採取)であった。伏せ込み後1年間で上昇したCs濃度は2.1~5.4 Bq/kgで,濃度の上昇が高い傾向を示したのは,部位別ではA0層と接する下部,伏せ込み年別では2015年であった。また,2015年のA0層のCs濃度は2調査地で最高値を示した。以上の結果から,A0層からホダ木へCsが移行し,移行の程度はA0層のCs濃度に応じることが示唆される。また,調査地のA0層のCs濃度は低下していることから,ホダ木への移行の程度も減少していると推察する。

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