日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: A4
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学術講演集原稿
中国の森林公園管理の現状と課題:利害関係者に着目して
*許 思寒百村 帝彦御田 成顕
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抄録

 森林資源の保護と国民の観光需求を満たすため、中国で初めの森林公園である張家界国家級森林公園が1982年に設立された。「森林公園管理弁法」、「国家級森林公園管理弁法」など法制度も整備され、森林公園の管理機構と管理制度が定められた。そして2000年代以降に森林公園の設置数は急増し、2016年現在、合計3,392箇所、その総面積は1,886.7万haに達した。 中国の森林公園の経営・管理は、政府主導モデルと所有権経営権分離モデル二つのモデルが存在する。政府主導モデルとは、地方政府が森林公園の資源を管理するとともに、森林公園の観光事業を経営することである。所有権経営権分離モデルとは、地方政府は森林公園の資源の保護・管理を行うが、森林公園の観光経営権は企業に請負うことである。 公園の経営・管理には、政府、企業、そして森林公園内や周辺に居住する地域住民などの利害者が、密接に関与している。  本発表では、中国の森林公園の定義、位置づけ、発展過程や管理体系などを整理するとともに、中国の森林公園の経営・管理のモデルを紹介し、利害者の視点から森林公園の経営・管理に関する問題点を議論した。

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