日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: P2-042
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学術講演集原稿
航空レーザデータを使用した屋久スギ分布域の推定
*前田 佳子廣瀬 葉子横尾 泰広向山 栄
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抄録

屋久島で一番の巨木は周囲長16.4mをほこる縄文杉である。しかし、大正時代に編纂された内務省の「天然記念物調査報告」には、縄文杉に匹敵する大きさの屋久スギが記録されているほか、地元住民にも巨大杉の伝説が伝わっている。この縄文杉を超える超巨大屋久スギの捜索に協力するため、航空レーザデータを使用し、超巨大屋久スギの分布域を推定した。 固定翼による全島の航空レーザ計測を実施し、1点/2m2のデータを取得した。次に、このレーザデータを使用し、自動解析による超巨大屋久スギ分布エリアのスクリーニング調査を行った。具体的には、超巨大屋久スギの分布に関わると考えられる標高、地形、樹高、樹冠面積、樹種などの要素を航空レーザデータから抽出し分布域を抽出した。その結果、固定翼レーザデータを使用した自動解析を用いることで、超巨大屋久スギの分布エリアの推定は難しいものの、モミやツガを含む針葉樹の巨木分布エリアの抽出は可能であることが明らかとなった。また、単木での超巨大屋久スギの抽出には、高密度レーザデータを使用した目視判読による絞り込みに加え、その特定には現地踏査が必須であることも明らかとなった。

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