日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: P2-201
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学術講演集原稿
木質バイオマス燃焼灰の肥料成分特性
*平井 敬三, 吉田 貴紘, 長倉 淳子, 山田 毅
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キーワード: ボイラー, カリウム, 燃料, 原料
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抄録

 木質バイオマス燃焼灰の有効利用のため、様々な燃焼方式、原料、規模のボイラーで燃焼した灰の肥料成分を分析した。対象とした燃焼灰は14事業所から収集した21種類の試料である。原料は未利用材および一般材のみで、廃材は対象にしなかった。主灰が14、飛灰が5、その他2である。 燃焼灰のpH(H2O)は10~13の範囲にあり、高アルカリであった。成分含有率はカリウム(K2O)で1.1~37.3%、リン酸(P2O5)で0.3~8.8%、窒素でnd.~5.65g kg-1であり、肥料3成分ではカリウム含有率が最も高かった。その他、カルシウム(CaO)は2.0~46.4%、マグネシウム(MgO)は0.5~9.1%であった。いずれもの成分も灰によって含有率に10倍以上の違いがあった。また、主灰より飛灰の方が高い含有率にある傾向を示したが、リン酸ではその違いは明らかでなかった。リン酸とカリウムの含有率は、それぞれ8%および30%を越える高濃度の灰も存在しており、肥料原料としての検討が可能と考えられる。今後は微量成分や重金属成分の分析も行い、成分特性と安全性等の検討が必要である。

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