日本森林学会大会発表データベース
第129回日本森林学会大会
セッションID: S10-4
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学術講演集原稿
びわこちびっこキャンプの取り組みとその効果
*中野 友博
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キーワード: 幼児キャンプ, 取組, 効果
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抄録

大学周辺の豊かな自然環境を活かし2007年に幼少期の子どもを対象に11年間継続してきた「びわこちびっこキャンプ」の実際について、企画目的から評価までを述べる。滋賀県湖西地区、特に大津市北部地域は比良山と琵琶湖に挟まれた自然環境の素晴らしい地域であり、小学校4校と幼・保育園4園が設置されている。しかしこれらの自然環境が教育課程や保育カリキュラムに十分に組まれていない現状から、この素晴らしい自然環境を活かし生活環境である地元自然の素晴らしさを体験すること、再発見することを目的にプログラムを展開する。更に小グループでの体験が幼少期の子どもの自立へつながるように指導体制を組織した。広報は地元行政の後援を得ることで、大津市北部地域の公立小学校、幼・保育園の児童、園児の家庭にチラシを配布することができた。参加者合計は11年間で346人になった。指導者は、学生の指導実習の場の確保から、野外スポーツコースの学生を中心に組織した。学外からは幼稚園教諭や保育士、子育て支援センター職員、大津環境学習ボランティアが研修で参加している。指導スタッフの合計は11年間で251名になり、スタッフ一人あたりの参加者は1.38名となった。

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