主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第129回日本森林学会大会
回次: 129
開催地: 高知県高知市(主に高知大学朝倉キャンパス; 3/26は高知県立県民文化ホール)
開催日: 2018/03/26 - 2018/03/29
地球温暖化の影響による異常気象で、これまでとは異なる場所で森林災害が生じ始めている。特に、森林火災や風倒害に関し、その被害度を正確に把握することは困難であった。本研究は3次元データを用いて、森林災害を評価する手法を確立した。Google Earth Engineによるランドサット衛星画像解析とALOS2 PALSAR衛星レーダー画像による経年的データ解析を行い、森林災害が生じやすい場所を特定した。無人航空機の空撮画像から3次元データも作成し、衛星データによる解析結果の妥当性を検証した。森林災害のあった場所で、地上レーザーによる3次元データを取得し、現地検証用データとして3次元データから森林災害評価を行った。森林火災が高頻度で生じるカナダの国立公園、風倒害が頻繁に生じるオーストラリアの政府実験林にてデータ収集を行い、森林災害で失った量を効率良く算出する手法を確立した。本研究による地上レーザーを活用した森林災害評価法は、森林保険など森林災害に関わる業務において、大変有効な手法である。これまでの目視判断や毎木調査の代わりとして3次元レーザーを活用することで、容易で正確な森林災害評価が行えるようになった。