日本森林学会大会発表データベース
第131回日本森林学会大会
セッションID: P1-060
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学術講演集原稿
日本版NFIデータと環境省1/25000植生図の比較
*田中 樹己村上 拓彦
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抄録

環境省発行の1/2.5万現存植生図(以下植生図)は、様々な研究において植生情報を得るために用いられているが、作成団体や作成年代のばらつきがあるためその精度は必ずしも十分ではない。本研究の目的は、林野庁が実施している森林生態系多様性基礎調査(以下日本版NFI)のデータを真値と仮定し、両者を比較することで植生図データの精度評価を行うことである。使用したデータは環境省発行の1/2.5万植生図(第6、7回調査分)、林野庁提供の日本版NFIデータ(第1~3期)である。日本版NFIでは、日本全国に配置した4㎞メッシュの格子点に円形プロットを設置し、事前調査で森林であると判断された点全て(到達困難点を除く)で現地調査を実施している。日本版NFIにおいて得られた土地利用・優占樹種等の情報を解析プログラムで出力し、GIS上でポイントデータに変換後、重なった地点において植生図の属性情報と比較を行った。

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