日本森林学会大会発表データベース
第131回日本森林学会大会
セッションID: P1-065
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学術講演集原稿
海岸林再生地に植栽した広葉樹の3年間の生長: 防風ネットとマルチング材
*古幡 奏未武田 浩太中島 壮平熊谷 唯牧口 未和伊藤 貴則高橋 一秋
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抄録

海岸防災林再生地は寒暖の差が大きい裸地環境であり、海風や季節風(やませ)も強いため、植栽後の苗木にとって厳しい気象条件である。よって植栽後の保育管理が極めて重要である。本研究では、2Lペットボトルを2つ縦に連結して作製した植木鉢を使って苗木を生産・植栽し、その後3年間の苗木の生長に防風ネットとマルチング材が与えた効果を検証した。2017年5月に3年生苗木100本(コナラ40本、ヤマザクラ40本、ヤマグワ15本、ムラサキシキブ5本)を再生地(宮城県山元町)に植栽した。円柱形の植栽穴(直径30cm、深さ30cm)を掘削し、苗木との隙間に土壌改良材(人工土壌、バーミキュライト、パーライト、バーク堆肥=15:2:2:2で配合)を導入した。同年6月に、2mmメッシュの防風ネット(9つの面積区画〔1.4×1.4m、…、9.8×28.0m〕で各1~2区画ずつ)とマルチング材(ジュート麻、麻、ヤシマット、藁を各20枚ずつ)を設置した。3年間の幹長の生長はマルチング材無より有で、3年間の樹冠面積の生長はマルチング材無より有で、かつ防風ネット柵面積が小さいほど良好であった。3年間の樹冠面積の生長はマルチング材無と麻よりヤシマットで良好であった。

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