日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-024
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学術講演集原稿
佐渡におけるSNSを用いた文化的生態系サービスの経済的評価
*大庭 隼柴田 嶺
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抄録

 人々は観光により美しい景観を眺め、自然に触れて精神的な充足感を得ることにより文化的生態系サービスを享受している。しかし、文化的サービスは市場価値が存在しないためその価値が適切に評価されてこなかった。文化的サービスの適切な評価は地域資源の新たな価値の発見・地域活性化につながる。近年、SNS上のビッグデータから取得した人々の詳細な活動や位置情報などに対して環境経済学の評価手法を適用することで、文化的サービスの貨幣的な評価が試みられている。本研究では、佐渡島を事例として文化的サービスの経済的な評価を行い、地域資源の持つ潜在的な価値について明らかにすることを目的とした。

 国内利用者数の多いSNSの一つであるTwitterを対象とした。評価手法は旅行費用と訪問率の関係から評価を行うトラベルコスト法を用いた。佐渡島への訪問回数やユーザーの居住地などの情報を2017年度から2020年度のTwitterの投稿データから収集し、その旅行費用を算出した。これらのデータをもとに需要曲線を求め、訪問者の消費者余剰を集計して佐渡島の訪問価値を求めることで、佐渡島に存在する文化的サービスの価値を貨幣的に評価した。

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