日本森林学会大会発表データベース
第133回日本森林学会大会
セッションID: P-377
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学術講演集原稿
軽架線用手動式係留搬器による集材作業功程
*矢部 和弘岩田 東之輔亀山 翔平今冨 裕樹
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抄録

 小規模林業において安全かつ効率的に架線集材を可能とする軽架線用手動式係留搬器を開発した。ローディングブロックを搬器に係留する機構を設け,スナビング式下げ荷集材も可能とした。今まで実験・改良を重ね,実験圃場において動作確認を行ってきたが,今回は林地における動作確認を兼ねた実証実験を行った。主索は支間距離50m,支間傾斜角20度,中央垂下比3%として,集材距離45m,最大横取り距離5mのスナビング式索張りで上げ荷,下げ荷を10サイクルずつ行った。作業手は元山側2名,先山側2名,ウインチ操作手1名として,記録者1名,ビデオカメラ3台で作業を記録した。

 上げ荷集材は1点吊り片端上げで,とくに大きな問題,時間のロスはなく集材を行うことができた。下げ荷は材の自重による走行になるため2点吊りで宙吊りにしなければならず,単引き横取りを行ってから主索下で2点吊りに掛け替えを行うため,作業手の手間と大きな時間ロスが生じた。また,今回の試験地は主索の中央付近に棚地形があり材の重量により地面に着地してしまう事例も見られたことから,先柱側の支点を高しなければならず,仮設撤去作業に関する問題点も確認できた。

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