主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第133回日本森林学会大会
回次: 133
開催地: 山形大学によるオンライン開催
開催日: 2022/03/27 - 2022/03/29
本研究では、国立公園における登山道整備において、ボランティアを活用して整備を実施している事例について着目し、ボランティアを活用した登山道整備の課題と可能性について検討を行った。調査手法として、中部山岳国立公園の雲ノ平において行われた、登山道整備プログラムへの参加観察やヒアリング調査を行った。
観察・調査結果より、ボランティアを活用することで、行政や、山小屋、山岳団体では対応しきれなかった整備を可能とし、登山道整備の新たな担い手としての可能性を有していることが明らかになった。また、整備手法の工夫を行うことにより、大量の資材や専門の機材、重機を持ち込まず、支障木や枯れ木、岩などの周辺の資源を活用することにより、負担の少ない整備を可能としていた。
一方、ボランティアの技術不足や、 整備手法についての経験が不足していること、知識の習得の機会が限られていることが課題であった 。また、参加者には整備ボランティアへの参加意欲はあるが、整備をする機会が少ないことが課題としてあげられた。