2000 年 12 巻 2 号 p. 252-
本研究は, 近年その必要性がクローズアップされている橋梁維持管理支援システム(BMS:Bridge Management System)の開発および実用化に関する研究を行ったものである.特に, 本BMSの開発は, 橋梁の維持管理の基本フローである「点検・調査」→「診断・評価」→「判定・対策」の流れをシステム化し, 橋梁管理者の意志決定を支援することを目的としている.なお, 本BMSは, 統合型支援システムであり, 本研究において「橋梁診断エキスパートシステム」, 「メンテナンスプラン最適化システム」, 「維持管理対策選定システム」, 「BMSデータベース」が開発されており、それぞれのシステムには, ファジィ推論, ニューラルネットワーク, 遺伝的アルゴリズムなどの技術を応用することにより.実用性の高いシステム開発を行っている.