日本ファジィ学会誌
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グラフ情報の自然言語表現に関する研究
小林 一郎
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2000 年 12 巻 3 号 p. 406-416

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抄録

本論文では、人の知的活動は言語の使用によって支えられているという日常言語コンピューティングの考えに基づき、意味をつくりだす方法となるする言いまわしがどのようにテキストの意味を表現するはたらきを担っているかについて考察をおこなっている。その計算機処理への応用として、非言語情報を言語情報で説明することを試み、海外為替の変動を示すグラフからその挙動を説明する文を修辞的に生成する枠組を選択体系機能言語理論を用いたテキスト生成の技術を導入し示している。。この中で、非言語で表現されるマルチモーダル情報を言語情報への関連づけに対してファジィが役立つことを示し、同時に、非言語情報を言語情報へ変換するひとつのアプローチを示している。

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© 2000 日本知能情報ファジィ学会
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