日本ファジィ学会誌
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多重多段ファジィ推論におけるあいまいさの広がりに関する考察 : 三角型メンバーシップ関数を用いたファジィ推論
前田 博井室 元良村上 周太
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1995 年 7 巻 1 号 p. 113-130

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抄録
多段ファジィ推論に関して, 推論段数を重ねると結論があいまいになって行くという問題点, いわゆるあいまいさの爆発が指摘されてきた.しかし, その実態について明確に記述した研究はまだ見られていない.本論文では, 多重多段ファジィ推論の環境を4種類設定し, さらに, ファジィルールのファジィ関係変換規則として, 代表的なRs, Rg, Ra, Rcを取り上げ, これらの組み合わせについて, あいまいさの広がり方を理論的に考察した.その結果, あいまいさが広がる条件, 逆にあいまいさが抑制できる条件について知見を得ることができた.
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© 1995 日本知能情報ファジィ学会
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