日本ファジィ学会誌
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ガス暖房器の体感制御に関する一提案
安井 繁明足立 郁朗古橋 武堀川 慎一内川 嘉樹
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1995 年 7 巻 3 号 p. 672-677

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抄録
人間の感性を重視した制御はファジィ制御の重要なテーマの一つである.本論文では, ガス暖房器の制御において人間の体感を重視することを検討する.「暖房温度は何度が快適か?」という問いに対して, 多くの人が20℃前後と答えることと思われる.では, どのような状況でも20℃一定の温度が快適であろうか.温度設定を好みの値とすれば, 室温が安定している状態では確かに快適であるが, 暖房を開始して室温が設定温度に達したばかりのころは暖かく感じないことがあるとよくいわれる.本論文では, 暖房開始時における室温のオーバーシュート量を制御することで, 簡易にしかも素早く快適感を与える温度制御法を提案する.オーバーシュート量に対する体感実験を行い, ファジィニューラルネットワークを用いて制御ルールを同定する.得られた制御ルールは当初の予想と異なる結果を示し, 従来にない新しいものであった.これらのルールをガス暖房器に組み込み実用化した.
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© 1995 日本知能情報ファジィ学会
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