日本消化管学会雑誌
Online ISSN : 2435-8967
Print ISSN : 2433-3840
総説
COVID-19パンデミック状況下における炎症性腸疾患の管理に関する専門家の意見 JAPAN IBD COVID-19 TASKFORCE:厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班
仲瀬 裕志松本 主之松浦 稔飯島 英樹松岡 克善大宮 直木石原 俊治平井 郁仁我妻 康平横山 佳浩久松 理一
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2020 年 4 巻 1 号 p. 15-24

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抄録

Coronavirus disease 2019(COVID-19)にともなう消化器症状ならびにCOVID-19パンデミック状況下での,炎症性腸疾患(IBD)患者に対しての,日常診療上の重要なポイントを解説する.現時点では,(1)IBD患者のCOVID-19リスクは,一般の方と比べて高くない,(2)原則としてIBD疾患活動性の制御が優先される,(3)寛解状態のIBD患者において,免疫調節薬や生物学的製剤治療を中止する必要はない,(4)ステロイド投与中患者,高齢IBD患者(60歳以上)では,COVID-19による入院,ICU管理,人工呼吸器使用率が高いといえる.

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© 2020 一般社団法人日本消化管学会
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