地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
報告
家屋基礎直下に生じた大規模陥没穴の人力埋戻し事例
森 友宏
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キーワード: 埋戻し, 締固め, 含水比, 沈下, 砕石
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2026 年 21 巻 3 号 p. 359-370

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抄録

本報告では,家屋基礎直下の大規模陥没穴(幅4.5m×奥行3.0m×深さ1.2m)を,地盤工学の知識や施工経験を有しない家屋所有者(以降,非専門家と表記)が粒度調整砕石M-30を用いて人力埋戻しを行った事例を示す。本事例における技術上の課題は,低締固めエネルギーによる埋戻し・締固めを行った場合の,家屋基礎底面と埋戻し砕石との恒久的な接触の確保と,家屋荷重を支持するための埋戻し砕石の変形剛性の確保であった。施工上の課題は,非専門家が施工を行うため,工法規定で埋戻し砕石の品質を保証しなければならない点であった。土の締固めに関する既往の知見を活用した埋戻し作業の施工計画を立案し,埋戻し砕石の圧縮沈下特性を事前に十分に把握することで,非専門家による埋戻しであっても十分な性能を持つ埋戻し地盤を作製することができた。埋戻し完了後10 ヶ月が経過した現在でも,沈下は生じていない。

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© 2026, 公益社団法人 地盤工学会
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