2005 年 1 巻 1 号 p. 37-42
在院日数の短縮化に伴い,外来看護の重要性は増している。退院後不安を抱えたまま在宅療養している患者個々のニーズに対応した外来看護を実践するために,外来看護部門では様々な方法を試み,課題を検討してきた。平成13年度から16年度にかけて看護師の意識調査,外来プライマリーナーシングの実施,対象患者の選択基準検討,アセスメントツールの作成を行った。これまでの実践結果から明確化された課題は,時間・場所・人員などのシステム上のものと,看護師個人の経験や看護実践能力に関するものに分類された。明らかになった課題を解決するために,今後も様々な活動を進めていく予定である。