2017 年 13 巻 2 号 p. 76-81
本研究の目的は、『周産期の看護』の授業にTeam-based learning(TBL)を導入し、学生への質問紙調査からTBLの効果を検討することである。授業を履修した2年生206名のうち、研究への協力の同意が得られた学生164名を対象とした。『周産期の看護』においてTBLを導入した授業を実践し、授業終了時にTBLの授業評価のための質問紙調査を行った。その結果、TBL・グループワークを通して学習理解が「やや深まった」116名、「とても深まった」35名であり、学習意欲が「やや高まった」114名、「とても高まった」22名と多くの学生がTBLの効果を自覚していた。TBLは「楽しかった」90名、「とても楽しかった」31名と多くの学生がTBLを楽しんでいた。自由記載の63名の回答について感性分析を行った結果、ネガティブなレコードよりもポジティブなレコードが多く、「グループで助け合えるからやる気が出る」等の意見がみられた。以上から、学生はTBLを通してグループで楽しみながら学習することにより学習意欲が高まり、グループに貢献できるように各々が努力し、学習効果が高まったものと思われる。