抄録
目的:公衆衛生看護学健康教育の実習における学生の学習プロセスとその影響要因を明らかにする。対象と方法:保健師課程の健康教育実習を行った学生10名に半構成的インタビューを行い、グランデッド・セオリー・アプローチに準じた手順で分析を行った。結果:分析の結果、9つのカテゴリー【対象者へのイメージと現実の相違に対する困惑】【関わりの中で対象者の現実を知る】【対象者の役に立ちたい気持ちが育つ】【対象者の特性と健康課題を見抜く】【対象者の特性に応じた健康教育方法の策定】【対象者の反応から感じた健康教育の手ごたえ】【グループメンバーと協同して学ぶ】【実習で自分が獲得した能力への気づき】【実習の学びを今後の看護に活かすイメージ】が生成され、学生の学習プロセスが明らかになり、各々のプロパティからその影響要因が明らかになった。結論:学習プロセスの中で特に学生が困難を抱えている点に対象者の特性を把握することであり、今回のようにグループワークを取り入れることで対象者をより的確に理解し対象者に適した健康教育を策定、実施しやすくなると考えられる。