日本家政学会誌
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認定こども園の定員の理想と上限
南 泰代中山 徹
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キーワード: 認定こども園, 規模, 保育者
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2019 年 70 巻 6 号 p. 361-370

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抄録

 少子化の進展により, 人口減少は全国に広がっている. 小学校, 中学校, 高校, 保育園の統合が急速に進んでいる. その中で, 「認定こども園」は2006年に設立された. 認定こども園の機能は, 就学前の子どもに幼児教育・保育を提供すること, 地域における子育て支援を行うことである. 認定こども園の定員が多くなっている. 601人以上の施設もできた. 筆者は認定こども園への移行前と移行後の定員の動向を示し, 保育内容や保育環境の相違を報告してきた. この報告は, 認定こども園71園の実態である. 687人の保育者に質問紙調査をした回答から, 子どものための適正規模を報告するものである. 適正規模は150人以下と考える.

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© 2019 一般社団法人 日本家政学会
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