グレイレベル画像解析がフルサイズとハーフサイズで作成された5種類のスカート (タイトスカート, ギャザースカート, フレアースカート, サーキュラースカートおよびプリーツスカート) のシルエット画像と表面テクスチャ画像の形態特徴量の測定に適用された. スカートの形態特徴はグレイレベル強度の空間的なパターンとして定義されるので, グレイレベルの同時生起行列から抽出される角二次モーメント (ASM), 相関 (COR), コントラスト (CON) やエントロピー (ENT) が形態特徴量として計算された. フルサイズとハーフサイズで製作された5種類のスカートのシルエット画像について, 両者の類似性について評定評価法による官能評価が行われた. 類似性と相違性について, 形態特徴量との関連から議論された. 5種類のフルサイズとハーフサイズのスカートシルエットの形態特徴量の比較から, ハーフサイズのスカートのシルエットは, フルサイズのスカートのシルエットを再現できることが見いだされた.