家政学雑誌
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食品の粘質物に関する生化学的研究 (第1報)
山の芋の粘質物について
岸田 忠昭福井 英代
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1966 年 17 巻 3 号 p. 133-136

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抄録
1) 山の芋から粘質物を分離し、白色ないし淡黄色の粉末状を得ることができた。収量は原料の約1.6%であった。
2) 粘質物構成アミノ酸としては、ロイシン、フェニールアラニン、バリン(又はメチオニン)、プロリン、チロシン、アラニン、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、セリン、アスパラギン酸、リジン、ヒスチヂンおよびシスチンであった。
3) 粘質物構成糖としてはフラクトースおよびグルコースが認められた。
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