家政学雑誌
Online ISSN : 1884-7870
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箸の使い勝手について
箸の持ち方
向井 由紀子橋本 慶子
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1978 年 29 巻 7 号 p. 467-473

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抄録
1) 被験者中60%をしめるA型の持ち方をする者は幼いころよりとくに母親に継続的な訓練をうけたようであった.
2) 一定の作業を行った場合, 作業能率に及ぼす影響は持ち方の違いよりも, 個人の器用さや箸を使う熟練度のほうが大であった.
3) 筋活動度は伝統的な持ち方の方が第一指 (母指) の活動が大きく現われた.他の持ち方を伝統的な持ち方に変えた場合よりも, 伝統的な持ち方を他の持ち方に変えたほうが筋活動度の増加は大であった.
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© 社団法人日本家政学会
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