家政学雑誌
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衣服圧が発汗速度に与える影響
登倉 尋實小松 由紀田村 直美
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1983 年 34 巻 10 号 p. 633-637

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抄録

33℃の温暖環境下でウエストのゆとりが-4cmと+2cmのタイトスカートとフレアースカートあるいはボディスーツを着用した, 椅坐安静中の健康青年女子の発汗速度を測定した.その結果, ウエストのゆとりが-4cmのスカートおよびボディスーツを着用中の発汗速度が減少することが明らかとなった.これはボディスーツおよびスカートにより身体へ加えられた圧迫によって惹起されると考察した.この場合, 従来の高木らの研究において使用されている50~2,000g/cm2の圧力に比べ, 本研究において衣服によって身体に加えられた圧力は, 10~249/cm2と小さいのであるが, 圧迫面積がスカートのウエストで約120cm2, ボディスーツで約2,500cm2と大きいために圧迫による発汗速度の抑制が生じたと考察した.

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© 社団法人日本家政学会
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