日本家政学会誌
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阿波番茶製造工程における風味成分の変化とその特徴
加藤 みゆき田村 朝子水落 由美子大森 正司難波 敦子宮川 金二郎
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1993 年 44 巻 7 号 p. 561-565

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抄録
後発酵茶の一種である阿波番茶についてその製造工程中の成分の変化について検討した.
浸出液の色については, 製造工程が進むにつれて380nmの比色値は高くなりポリフェノール含量も増加の傾向を示した.しかしカテキン含量は製造工程が進むに従って減少していた.呈味成分であるアミノ酸は, 阿波番茶では減少していた.有機酸としては修酸, クエン酸, 乳酸, 酢酸等が認められた.カフェイン含量についてはあまり変化は認められなかった.
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© 社団法人日本家政学会
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