抄録
日本におけるクリテイカルパスの現状と課題について検討した. 現在日本では導入されているクリテイカルパスは外科, 整形外科, 循環器科, 産婦人科, 泌尿器科の手術や検査などの処置が大半を占めている. 今後, クリテイカルパスは診療ガイドラインと組み合わせて使用することや, 科学的な根拠に基づいて作成することが必要である. また, 成果医療の視点からもクリテイカルパスを検討した. 成果医療とは臨床結果, 財務結果, 在院日数, 患者満足などの成果 (アウトカム) に基づいて医療のマネジメントを行うことである. クリテイカルパスをこの成果医療の概念の下で再検討することの重要性について述べた.