医療マネジメント学会雑誌
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当院におけるクリティカルパス導入の現状と課題
小泉 由貴美本山 博恵伊藤 律子荒川 美和子秦 温信関谷 千尋佐野 文男
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2003 年 3 巻 4 号 p. 654-656

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抄録
当院では、医療の質向上と効率化を目的に、平成10年3月に診療委員会の中にクリティカルパス小委員会を設置した。パス導入は、同年6月『白内障手術』から開始した。作成開始後4年を経過した平成14年2月までに検査・手術・化学療法など、51種のパスが完成している。しかし、実際の運用に当たっては解決すべき点が少なくない。これまでの経過から、パスの作成・運用の問題が明らかになり改善に取り組んだ。パスは部署ごとに作成していたので形式・用語が統一されてない。そのため、患者が理解困難な用語があり、ICの目的が達成されていないことが問題となっていた。改善のため『クリティカルパス作成基準』を作成し、パスの形式を統一することができた。また、看護師中心に作成していたため、治療内容や診療報酬に関する追加が不十分であった。改善のため、10部署別に薬剤師・医事課職員などを加えたワーキンググループを編成した。これにより、提供する医療サービスの内容を広げることができた。しかし、パスとオーダーリングシステムが連動できていないため、入力やパス評価が効率的に活用できない課題が残されている。
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