抄録
【背景・⽬的】デジタルトモシンセシスはフラットパネル検出器(FPD)が普及したことにより,乳房撮影領域を中⼼に有⽤な技術として再認識されている.X 線CT 検査とは異なり,この技術は投影データの収集⾓度が限定されるため,患者の被ばく線量の低減と断層像の取得の両⽴が可能である.学⽣がトモシンセシスへの理解を深めるには学内実験を⾏うことが有効である.より理解のしやすい実験を⾏うには,実際のファントムの断⾯と再構成断⾯の照合が容易なファントムを⽤いることが望ましい.そこで本研究では,深さ⽅向の構造を単純にしたファントムを⾃作し,撮影後にトモシンセシスによる画像再構成を⾏い,学⽣実験に対する有効性を検討した.