日本保健科学学会誌
Online ISSN : 2433-3018
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妊産褥婦に対する腰痛ケアとその有⽤性について
瀬口 朝日香
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キーワード: 腰痛, 妊産褥婦, ケア
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2018 年 21 巻 Supplement 号 p. 46

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抄録
【⽬的】本研究は,先⾏研究から腰痛への具体的なケアとそれぞれの有⽤性について明らかにすることを⽬的とする.【⽅法】医学中央雑誌Web で妊産褥婦を対象とし,腰痛・⾻盤痛のケア内容とその有⽤性について述べている⽂献を抽出してまとめた.【結果】妊娠期のケアには⾻盤⽀持装具の着⽤,鍼治療,運動療法があった.⾻盤⽀持装具は個⼈差があったが対象者の多くに腰痛の改善が認められた.鍼治療については腰痛緩和とADL 改善に有⽤性があるとされた.運動療法にはマタニティヨガがあり,腰痛の⾃覚が軽減した結果が報告されていた.産褥期の腰痛ケアには⾻盤⽀持装具の着⽤があり,妊娠期と同様に多くに腰痛の改善が認められた.研究の評価法には主観的評価法と客観的評価法があった.【考察】⾻盤⽀持装具の着⽤,鍼治療,運動療法の腰痛ケアに有⽤性が認められた.しかし評価⽅法が多様化していて⽐較検討ができなかった.よって研究時期や⽅法を統⼀した⽐較調査を実施することでさらに腰痛ケアの信頼性を⾼めていく必要がある.【結語】ケアの内容は⾻盤⽀持装具の着⽤が多く,次いで鍼治療,運動療法があった.鍼治療や運動療法については有⽤性が得られたが⽂献数が少なく,本研究では腰痛に有⽤であるエビデンスは低いものであった.
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