文教大学
2020 年 18 巻 1 号 p. 15-20
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宮沢賢治作品では異世界が現実世界に非常に近い所にある。その背景には作家の「空想傾向」の資質があると考えられる。作品では異世界に⼊ることで主体性に変容がおこり,「異世界」の変容の機序には「匂い」が深く関わると考えられる。そして「異世界」と現実世界との往還を冷徹に見つめる「詩人の眼」があり「異世界」と現実世界の往還をある程度,統制し得ていると考えられるのである。
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