地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 544
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真空圧密工法で改良された泥炭性軟弱地盤の強度・変形特性
*林 宏親西川 純一澤井 健吾菅藤 善之
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抄録

泥炭性軟弱地盤の特性を考慮した真空圧密工法の設計・施工法の確立を目指して、真空圧密工法の試験施工を実施した。ここでは、間隙水圧測定から得られた地盤の有効応力σv′と改良後の地盤の強度・変形特性について検討した。 その結果、盛土施工後の地盤の非排水せん断強度Cuは、Cu/σv′= 0.005×強熱減量Lig+0.28の近似式を使って予測可能なことが明らかとなった。同様に、改良後の変形係数も強熱減量から予測できた。また、真空ポンプを盛土完成後40日間運転したが、3年後の許容残留沈下量10cmを満足させるために、盛土の放置期間を18ヶ月程度必要とすることがわかった。

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© 2003 地盤工学会
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