地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 583
会議情報

2次元、3次元有限要素解析による斜面の進行性破壊に関する研究
*池村 猛八嶋 厚張 鋒叶 冠林山本 幸一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
岩盤斜面の崩壊には、掘削後数年を経た斜面が突然崩壊に至る事例や、豪雨時などに発生した崩壊が数時間をかけて斜面上方へ拡大していく事例が少なくない。このような岩盤斜面崩壊は、進行性破壊によるものと考えられており、発生機構の解明が大きな課題となっている。過去に同様の対象地盤において解析を行なったが、本研究では足立・岡が提案した軟岩のひずみ硬化-軟化弾塑性モデルに松岡・中井破壊基準とtij概念を導入した、修正モデルに基づき、水-土連成の3次元と2次元有限要素解析により、実岩盤斜面の進行性破壊のシミュレーションを行った。さらに、両者の結果から、定性的に進行性破壊の進行性破壊現象を予測することができた。
著者関連情報
© 2003 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top