抄録
平面ひずみ圧縮試験による従来の研究によると、粒状体のせん断層のピーク応力以降のひずみ軟化特性は、粒径・均等係数・拘束圧によらず一義的に表すことができる。しかし従来の研究では、均等係数が大きく、かつ粒径が大きい試料での検討を行なっていない。よって今回、新たに良配合大粒径試料を用いた大型平面ひずみ圧縮試験を行い、軟化特性に与える粒径・均等係数・拘束圧の影響を系統的に検討し、砂礫の軟化特性が(R-Rres)/(Rpeak-Rres)~(us-uspeak)/D500.66によって、より一義的に表されることを示した。