地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 766
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生石灰を用いた膨張材による場所打ち杭の先端支持力の改善
*石井 善之竹之内 綾子井沢 淳日下部 治
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キーワード: 支持力, 場所打ち杭, 膨張材
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抄録
場所打ち杭施工の際には縦孔掘削による応力開放が生じ孔底の地盤が緩み、先端支持力の発現が遅れ支持力の低下や基礎の沈下が問題となっている。この問題に対処するため生石灰を用いた膨張材を場所打ち杭の杭底に設置し、杭先端部のゆるみ領域を締め固める工法が考案されている。そのため本研究では様々な上載圧のもと、ゆるみ領域無し、ゆるみ領域有り、ゆるみ領域に膨張材を設置したものの3つの条件で杭の室内鉛直載荷試験を行った。その結果、膨張材を設置すると膨張圧の応力レベルまでは杭の沈下挙動に改善が見られ、生石灰を用いた膨張材は場所打ち杭の先端支持力の改善に効果があることが明らかとなった。
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© 2003 地盤工学会
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