地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 770
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プレロード後の強度増加を考慮した橋台基礎の設計 -新北九州空港連絡道路建設の例-
*伸居 和典落合 英俊安福 規之安田 進前田 良刀藤原 常男山本 芳裕田中 淳高野 徳義
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キーワード: プレロード, 強度増加,
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抄録
浚渫粘土で埋め立てられた人工島への連絡橋の橋台部に、残留沈下および側方移動対策としてサンドドレーン+プレロード工法を実施した。プレロード実施後の軟弱粘土地盤は、強度も増加し、変形係数も増加する。そこで、プレロード後の変形係数の増加分を予測し、その値で杭軸直角方向の支持力を求め、橋台下部工の設計を実施した。プレロード撤去前後でチェックボーリングを実施し、現位置試験や室内土質試験で変形係数を確認したところ、予測値よりかなり大きい変形係数が得られ、設計の妥当性を確認した。この設計法は、変形係数の増加を見込まない設計法に比べて、17%のコスト縮減となった。
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© 2003 地盤工学会
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