地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 1039
会議情報

多地点での原位置採取試料から評価した表層地盤の非線形特性
*古山田 耕司宮本 裕司三浦 賢治
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

表層地盤の地震時応答を評価する際、地盤の非線形特性の設定が重要となる。非線形特性は、原位置採取試料による室内試験結果をもとに設定することが望ましいが、多大な費用と時間を要するため通常中低層建物では、告示別表の非線形曲線(告示モデル)など既往の提案モデルを用いることが多い。しかし例えば告示モデルは大きな歪みレベルでの減衰定数を過大評価するとの指摘もあり、新しい非線形モデルの提案が望まれている。本報告では、多地点での原位置採取試料による室内試験結果をもとに標準的な地盤の非線形モデルを提案した。さらに本提案モデルによる地盤の地震応答解析を実施し、告示モデルによる応答解析結果と比較検討を行った。

著者関連情報
© 2003 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top