地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 1152
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浚渫土砂を材料化する新しい分級システム
*薄井 治利三浦 仁加藤 謙
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キーワード: 発生土, 粒径, 粒度分布
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抄録

新しい分級システム(ソイルセパレ-タ工法)は、港湾、河川、湖沼等から発生する大量の浚渫土砂を、分級専用船または陸上の分級・脱水装置により砂分とシルト・粘土分とに分け(分級)、養浜・覆砂・盛土などの各種建設材料としてリサイクルするシステムである。本システムの最大の特長は、遠心分離装置(ソイルセパレ-タ)の泥水処理能力が最大約3,000m3/hrと従来工法にない大容量の能力を持っており、比較的安価に砂分を分級することができることである。本工法により、(1)主として埋立に使用されてきた浚渫土砂のリサイクル推進、(2)海砂や山砂採取による環境負荷の低減、(3)建設材料購入費の節約などの効果が期待できる。

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© 2003 地盤工学会
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