新しい分級システム(ソイルセパレ-タ工法)は、港湾、河川、湖沼等から発生する大量の浚渫土砂を、分級専用船または陸上の分級・脱水装置により砂分とシルト・粘土分とに分け(分級)、養浜・覆砂・盛土などの各種建設材料としてリサイクルするシステムである。本システムの最大の特長は、遠心分離装置(ソイルセパレ-タ)の泥水処理能力が最大約3,000m3/hrと従来工法にない大容量の能力を持っており、比較的安価に砂分を分級することができることである。本工法により、(1)主として埋立に使用されてきた浚渫土砂のリサイクル推進、(2)海砂や山砂採取による環境負荷の低減、(3)建設材料購入費の節約などの効果が期待できる。