地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 1160
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植物機能を活用した鉛汚染土壌の浄化の可能性
*木村 努佐藤 健酒井 崇本田 宗央高見澤 一裕岡田 邦宏小島 淳一
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キーワード: 植物浄化, 土壌汚染,
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抄録

土壌汚染対策法の施行により、土木建設を行うためには土壌汚染対策は重要である。重金属による汚染土壌の対策として、浄化や封じ込めが行われてきた。浄化は、二次汚染物の発生や浄化のための費用が高くなるなどの問題点がある。さらに、土壌汚染対策を市民と合意し行うためには、それらの問題の解決が重要である。そこで、本研究では、環境への負荷が少なく、比較的コストのかからない植物を利用した浄化(Phyoremediation)に注目し、鉛汚染土壌への適応を目的とする。本論文では、植物による鉛汚染土壌の浄化機能についてのラボ実験の結果および射撃場跡地の鉛汚染土壌の分析より植物による浄化の現地適応の可能性について報告する。

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© 2003 地盤工学会
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