非塑性シルトの繰返しせん断特性

抄録

本研究は、2000年の鳥取県西部地震で被害調査を行った際に採取した、竹内工業団地から液状化により噴出した噴砂を細粒土として用い、砂分に三河製の珪砂を用い、砂~中間土~シルトへと細粒分含有率を変化させた試料に対し、相対密度を変え、非排水繰返し三軸試験を行い、非塑性のシルト質地盤に対する繰返しせん断強度の総合評価を可能とすることを目的とした。実験結果より、相対密度の増加に伴う強度増加、細粒分含有率の増加に伴う強度減少等の結果が得られ密度、細粒分依存性が確認出来た。