抄録
近年、斜面災害の抑制やCO2削減問題等の環境保全の見地から、樹木を可能な限り伐採しない斜面安定工法の開発が望まれているが、我々は、補強材にユニットネット・ロックボルト・支圧板を併用した斜面安定工法を提案している。しかし、その詳細な設計法を確立するまでには至っていない1)。ここでは、実現象を簡略化した模型せん断試験を実施するとともに、豪雨時を想定した状態を擬似することにより、本工法に用いたユニットネットの補強機構を解明するとともに、その有用性を評価することを試みた。その結果、本工法に用いてユニットネットの補強効果を解明することができた。また、豪雨時においても、本工法の有用性を確認することができた。