抄録
土木分野での物理探査手法としては、屈折法弾性波探査が最も一般的に利用されており、近年開発された屈折法トモグラフィ探査も普及して来ているが、従来の2次元の測定・解析では、3次元的な構造に対しては精度が低下する恐れがある。そこで、地盤の探査精度を向上させるための手法として、調査領域を平面的に測定し、立体的に3次元で解析する3次元屈折法トモグラフィ探査を開発し、モデル解析を実施した。その結果、(1)浅部の立体的な3次元の速度構造にも対応できること、(2)解析に掛かる計算量や計算時間はパーソナルコンピュータでの許容範囲であること、等がわかり、3次元屈折法トモグラフィ探査の実用化が可能であることを確認できた。